M高史のちょっと給水しませんか【Vol.15】
今回は……✨
いつもランナーさんに「現状打破!」と応援させていただいてますので、たまには僕自身の「現状打破!」ということで自分レースのお話を書かせていただきます。
10年以上ぶりの公認5000m
12月4日(日)東京陸協ロングディスタンス・チャレンジ5000mに出場してきました。こちらは公認競技会の5000mです。トラックレースです。公認5000mに出場したのはいつだろう・・・と記憶をさかのぼってみますと、M高史になってからは初めてだなと。芸歴11年目なので、ということは10年以上ぶりの公認5000mとなりました(笑)
公認のトラックレースということで、色々と気をつけないといけないことがありました。
①招集がある
通常のマラソン大会ですと、事前郵送があったり、当日参加受付があったりすると思います。公認競技会の場合は、大会にもよりますが、まず最初に受付を済ませます。それが最初の招集になります。
そして、最終の招集がレース前にもう1度あります。実は今回、久しぶりすぎてこの招集時間に危うく遅れそうになりました(汗)。事前の確認、時間に余裕を持っての行動が大切だなと感じました。
②厚底規定がある
厚底カーボンシューズの登場により、ロードではソールが40mm以下のシューズで出場が可能ですが、公認のトラックレースは25mm以下のシューズまたはスパイクで出場が可能です。非公認のトラックレースではこれに該当しないので、OTT(オトナのタイムトライアル)やM×Kディスタンス(非公認のとき)では厚底カーボンシューズでトラック種目を走ることができます。ただし、M×Kディスタンスは公認競技会として開催されるときもあり、その時はこの25mm以下の規定が適用されます。
今回は公認競技会ということでアシックスさんのメタスピードLDというピンレススパイク(ピンのついていないスパイク)で出場しました。
③腰ゼッケンをつける
ゼッケン(アスリートビブス)を前と後ろに装着します。最終の招集の時に受け取る腰ゼッケンを右腰に装着します。ロードレースや非公認のトラックレースでは計測チップでタイム計測されますが、公認レースということで写真判定システムが用いられて着順や記録計測が行われます。写真判定はレーンの外側から撮影しているため、右腰にゼッケンをつけます。
(公認競技会については細かく書くとすごい量になってしまうので割愛しますが、日本陸上競技連盟のルールブックに概要や規則が掲載されていますので、詳しくはそちらをご確認ください)
目標タイムに向けて現状打破!
今回一緒に出場しましたOnの青野敏之さんと会場入り。ウォーミングアップをじっくり行いました。
思えば、普段はゲストランナーや部活訪問(取材)の時はなかなかじっくりウォーミングアップできていないなぁと。ゲストランナーのときは大会の盛り上げだったり、ランナーさんとの交流や写真撮影を最優先していますし、部活訪問では監督さんに取材しているとアップをバタバタとしてそのままポイント練習に参加させていただいたり(笑)。
今回、自分のレースということで、冬でもじっくり汗をかくくらい体を動かしました。動的ストレッチ、動き作りをして、3kmほどJOG。流しを数本入れてのぞみました。
フルマラソンに出場する場合は、体操や散歩でほぐして、序盤はウォーミングアップのつもりで走るのもアリだと思いますが、5kmや10kmというレースに出場するときはしっかりウォーミングアップして体にスイッチを入れたいですね。
スタート前にも流しを入れたり、軽く走ったり、体が冷えないように動かしていました。
そして、いざ号砲!
目標にしている2月の全日本実業団ハーフマラソンに出場するためには参加資格である5000m17分00秒以内が必要なので、確実に16分台で走りたいと思っていました。
今年、練習でロードですが5km16分45秒で走っていたのと、1000mを3分20秒ペースで走れば16分40秒という計算になるので、そのあたりを目安にしていました。
「前半突っ込みすぎないように、3分20秒ペースで行って、ラスト1000mでペースアップして16分40秒切れたらなぁ」と思って走り始めましたが、スタート後は早くも後ろから2番目に(笑)。それでも入りの1000mは3分13秒。予定よりも速かったですが、レースの流れもあるので「前の選手についていこう」と作戦を変更しました。
2000mを6分30秒(3分17秒)、3000mを9分50秒(3分20秒)で通過。ついていた集団のペースが上がり、僕はここで離されてしまいましたが、すぐ後ろには青野さんがピタリとついています。
※( )内は1000m毎
3000mで離れてからは「3分30秒くらいかかっちゃったかな・・・」と思っていたところ、4000mを13分12秒(3分22秒)と思ったよりも粘れていたので「とりあえず16分台は間違いない。これで全日本実業団ハーフには行ける」とプレッシャーから解き放たれ、そこからは記録との戦い。
ただ、ラスト1000mで上げ切ることができずに、ラスト1周は青野さんにも前に行かれて16分34秒04でフィニッシュしました。ここまできたら欲を言えば16分30秒切りまでいきたかったですが、次回の課題として楽しみにしています。
やはり、チャレンジして全力を出し切るって気持ちがいいですね!また現状打破したいと思います!
主催していただいた東京陸協さん、応援していただいた皆さま、ありがとうございました!
というわけで、今回はM高史の東京陸協ロングディスタンス・チャレンジ出場レポでした。