M高史のちょっと給水しませんか【Vol.12】
M高史が走ってきたオススメランニングコース
今週の「M高史のちょっと給水しませんか?」は僕が走ってきたオススメランニングコースをご紹介します!
今回ご紹介しますのは熊本県阿蘇市の外輪山にある阿蘇クロスカントリーコースです。
高校生、大学生、実業団選手の合宿だったり、市民ランナーさんも脚作りに走りにこられるそうです。
亜細亜大学時代に箱根駅伝総合優勝も飾られた岡田正裕監督(現:小森コーポレーション陸上競技部総監督)がよく合宿で利用していることでも有名でした。最近では全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝でも活躍している拓殖大学女子陸上競技部も利用されています。
百聞は一見にしかず!実際に自分の足で走ってみようと行ってきました!
今回、コースを案内してくださったのは、こちらのクロスカントリーコースになんと年間100日は来るという栗原智昭さん!もはや「阿蘇クロカンの住人」ですね(笑)。Twitterでクロカンのお知らせや情報も配信されています。
阿蘇クロスカントリーコースは自治体が運営しているのではなく、山田東部牧場という牧場の方が運営・管理されている全国でも珍しいクロカンコース。
運営されている皆さんがご年配ということもあり、クロカンの貸切日やお知らせなど元々は現地で紙で掲載されていたのですが、利用するチームが当日来てから知るのでは困ってしまうということで(笑)栗原さんがTwitterで発信をされているそうです。
コースの方はといいますと全面芝生で1周3km。途中、急な坂もありますが基本的には細かい起伏が続いて走りやすいコースだと感じました。トレーニングのバリエーションも豊富に組めると思います。1kmごとに距離表示があります。
足元は全面芝生。舗装されていない不整地なので細かい筋肉や体幹、バランスも鍛えらえそうです。
足元がふかふかで衝撃を吸収してくれるので、膝やアキレス腱にも優しいコースですね。ただし、捻挫や転倒には気をつけたいところ。足の指を日頃からほぐして動かせるようにしておくと捻挫予防にもオススメです。
2.5kmくらいまでは細かい起伏が続いて走りやすいなぁと思っていたのですが、ラスト500mの急で長い坂が現状打破ポイントです!
ここの500mを使ってヒルトレーニングをするチームもあるようです。
亜細亜大学女子陸上競技部監督で亜細亜大学時代に箱根駅伝総合優勝も飾っている岡田晃さんのお話によると学生時代は500mの上り坂メニューを20本というのがキツかったとか!想像するだけでお腹いっぱいなメニューです(笑)
ここの上り坂をしっかり走り切れるかどうかでレースでの粘りやラストの踏ん張りに効きそうです。最後の最後までダラダラ上っているのがさらにキツいですが、上り坂好きにはたまりません(笑)
この日はウォーミングアップと下見を兼ねて1周。5周のビルドアップ走をして、坂ダッシュを入れた後、クールダウンで1周。トータルでハーフマラソンくらいの距離を走りました。
標高も約800mくらいあり、高地トレーニングまではいきませんが、心なしか息が上がるのが早い気がします。坂がキツいから呼吸が上がっているだけかもしれませんが(笑)。
1周が3kmあるので、飽きずに距離を踏むことができるのもいいですね。さらに、夏場は3kmごとに給水も取れるのでちょうど良い距離感だと思います。平地よりも気温が低いので、夏は特に人気のようです。秋・冬に走られる方は平地よりも5度くらい低いつもりで準備をされた方がいいかもしれません。
ちなみにこのコースに自動販売機や飲めるお水はないため、もし走られる方は事前に給水を準備してからお越しください。スタート地点の近くにトイレはあります。
余談ですが、来る途中に雲海を見ることが出来ました。「この時間帯に雲海を見れるのは珍しくて貴重ですよ!」と栗原さん。普段は早朝でないと見れないそうで、壮大な景色を贅沢に味わうことができました。まるで映画やアニメの中にいるような感覚。大自然に囲まれておいしい空気で現状打破できるのは最高でした!
足を伸ばす機会があれば、ぜひ走っていただきたいコースですね!ちなみに、阿蘇周辺は温泉も多く終わってからの温泉は最高です!