M高史のちょっと給水しませんか【Vol.10】

帝京科学大学女子駅伝チームのお話

今回の「M高史のちょっと給水しませんか?」では帝京科学大学女子駅伝チームのお話です。

帝京科学大学女子駅伝チームは2018年4月に創部。

全日本大学女子駅伝、富士山女子駅伝といった駅伝の全国大会を目指しています。また、駅伝だけでなく、個人種目でも日本インカレ、関東インカレといった大会にも出場しています。

(帝京科学大学女子駅伝チームの皆さんです!)

日本一長い距離を走る監督!?

指導されているのは髙田由基駅伝監督。長距離選手として競技をしてきて、東京学芸大学では競技もしながら主務も経験。大学卒業後は北海道や愛知県で小学校教諭を経て、2018年に帝京科学大学に着任。ご自身でも100kmウルトラマラソンで6度も日本代表として世界選手権に出場するなど、現在も監督をしながら走り続けています。また、学校教育学科の教員としても学生指導もされています。

(100kmウルトラマラソンで6度の日本代表を経験している高田由基駅伝監督)

先日、箱根駅伝55年ぶり出場を決めた立教大学の上野裕一郎監督が「日本一速い監督」として話題ですが、髙田監督は「日本一長い距離を走る監督」かも(?)しれませんね!

顧問の有吉正博さんは関東学生陸上競技連盟の会長もされていて、箱根駅伝ではスターターも務められています。

(関東学生陸上競技連盟技連盟の会長もされている顧問の有吉正博さん)

資格の勉強と競技も一生懸命

帝京科学大学は足立区にあり、北千住が最寄り駅です。グラウンドはブルーの全天候型の400mトラック、トラックの中と外は人工芝でJOGや動き作りを行うこともできます。また、3000mSCに出場する選手のための大障害や水濠もあるので、日頃からハードル練習ができるのは強みですね!

(日本インカレ3000mscに出場した村朋香選手、写真は東京選手権で2位の様子)

グラウンドのすぐ隣にはトレーニングルームがあり、マシンや酸素カプセルもあるので、追い込むこともリカバリーすることもできます。

帝京科学大学女子駅伝チームでは、幼児保育、学校教育、福祉、柔道整復など専門的な勉強をしながら、競技にも打ち込むのも特徴です。国家資格が取得できるので、授業が多かったり実習もあったりしますが、将来のことを考えられる選手が多いのも印象的です。 例えば、今年の主将・白樫典子(しらかしのりこ)選手(4年)は学校教育学科に所属し、小学校教諭や中学・高校の教員免許も取得予定です。今年の日本インカレで800mに出場した幕田未来渉(まくたあすほ)選手(4年)と3000mSCに出場した村朋香(むらともか)選手(3年)は幼児保育学科で幼稚園教諭や保育士の勉強をしながら全国の舞台に出場しました。

(今年の日本インカレに800mで出場した幕田未来渉選手(写真中央))

時には実習の時期に試合が重なることもあるそうですが、そんなときも現状打破してきました!

2018年創部ということでまだ女子駅伝チームからは卒業生は1期生の皆さんしかいませんが、学生時代に学んだ専門分野の領域でお仕事をされるなど、社会人になってからも輝いています。

全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)出場を目指して出場した関東大学女子駅伝。昨年、一昨年はコロナ禍のため襷を繋ぐ駅伝形式は中止となり、トラックで5000mでの選考レースとなりました。

大学に入ってから初めて襷を繋いだ選手も多かった中、全国を目指すハイレベルな関東大学女子駅伝で14位という成績でした。

(関東大学女子駅伝のアンカーを走った主将の白樫典子選手)

個人種目で全国を経験している選手も出てきている中、次は駅伝で全国の舞台に行きたいという思いがあります!

(帝京科学大学女子駅伝チームの挑戦は続きます!)

資格や専門分野の勉強にも打ち込みながら、陸上競技にも一生懸命な帝京科学大学女子駅伝チームの皆さんの今後の活躍に注目ですね!

★Instagram→帝京科学大学女子駅伝チーム

https://www.instagram.com/teika_ekiden/