M高史のちょっと給水しませんか【Vol.07】

「M高史のちょっと給水しませんか?」では、現状打破されているランナーさんをご紹介しておりますが…

なんと!今回は、【特別編】M高史本人のことについてお話ししたいと思います!

芸人になる前、福祉のお仕事をしていました。知的障がいのある方の施設で利用者さんの日常生活や余暇などを支援する生活支援員です。まぁ、余暇の支援に生きがいを感じすぎてしまい、芸人になってしまったのですが(笑)。

大学を卒業して、新卒ですぐ福祉のお仕事に就いたのは、とても貴重な経験になりましたし「自分の得意なこと、経験してきたことで喜んでいただく」という僕の人生の羅針盤となった原点でもあります。

そんなことから今でも定期的に福祉施設へ伺って、僕のオリジナル体操である「ジャパササイズ」を皆さんと体操したり、歌ったり、モノマネしたり、楽器を演奏したりといった活動もしています。

障がいがあって、お話ができない方もいらっしゃいますが、表情だったり行動だったりで感情を表現されるので、笑顔で時にはジャンプをしながら嬉しそうに参加してくださると僕も幸せな気持ちになります!

皆さんの熱気が伝わってきて、僕も全力で体操や歌を披露させていただくので、終わるともう汗だく!毎回、着替えが必須です(笑)

普段、うかがっている施設で、毎回、ミニスポーツ大会みたいなちょっとした運動を行っています。表彰ソングは僕がウクレレとハーモニカで演奏します。自宅にあったマラソンの完走メダルを持参して、職員さんが表彰プレゼンターになって利用者さんにメダルをかけます。「表彰される」「メダルをもらう」というのはわかりやすくて、ニコッと笑ってくださる方や嬉しそうにされる方を見ていると、僕まで嬉しくなります。

ただ、僕が持っているマラソン完走メダルがあまりに少なく、いつも使い回させていただいてました。おかげさまで全国各地のマラソン大会に伺わせていただいておりますが、ゲストランナーやMCを務めさせていただく関係で「そういえば、完走メダル持ってない!」ということに気がつきまして(笑)。

いつも表彰の後に「ごめんなさ〜い!」と言って、メダルを回収させてもらってるんですね(汗)

そこで「ひょっとして、まわりのランナーさんにお願いをしたら、利用者さん全員分くらいのメダルが集まらないかな」と思ったんです。

ランナーさんの皆さんにとってマラソン完走メダルは、まさに現状打破した証。中には集めて大切に飾られてらっしゃる方も知っていたため「もし全然集まらなかったらどうしよう(汗)」と思いつつ、皆さん本名で登録されていることもあってFacebookにメダル寄付のお願いをゆるっと投稿したのでした。

(Facebookに投稿したところ、たくさんのランナーから嬉しいメッセージコメントをいただきました。)

そうしたら、1時間も経たないうちに、おかげさまで、本当にたくさんのランナーさんから「ぜひ、寄付させてください!」というコメント、メッセージをたくさんいただいたのでした!

ありがたすぎて、嬉しくて、あまりにたくさんコメントをいただき、全員にお返事ができなかったため、あらためてこの場を借りて御礼申し上げます。

年に何度も完走されて、走歴も長い方ですと家中がメダルだらけで実は置き場所に困っていたという方もいらっしゃいました。ご家族から「こんなにたまって、どうするの?」ってプレッシャーもかけられたり(笑)

あるいはコロナ禍で完走していない大会だったけど、メダルだけもらって、複雑な気持ちで・・・けど、捨てるわけにもいかない・・・と言ったお声もありました。

メダルは記念だけど、障がいのある方が喜んでくださるのなら、ぜひ協力します!という温かいメッセージもいただきました。

マラソン大会の主催者の方からも送っていただきました!

連日、本当にたくさんのメダルを送っていただき、現在なんと1200個以上ものマラソン完走メダルをご寄付いただきました!本当に本当にありがとうございます!想像をはるかに上回る数に驚きましたし、皆さんに感謝、感謝です!

(写真は送っていただいたメダルの一部です。本当にたくさんありがとうございます!)

このメダルを獲得されるまでに、ランナーさんはマラソン大会に出場されて完走をされたわけです。仕事や家事の間をぬって時間を見つけて練習を重ねて、現状を打破されたわけです。笑顔や中には嬉し涙も詰まっているわけです。

仮にフルマラソンの距離を1000人のランナーさんが走れば、4万kmを超えます。つまり地球1周分の距離です!

1200個以上のメダルということは、大会によって距離が違うとはいえ、地球1周分の皆さんの挑戦してきた結晶であり、証であるわけです。

そう考えると、ランナーさんのパワーってすごいなと改めて感じましたし、たくさんの方が力を合わせれば、ものすごいパワーが発揮されるんだなと思います。

(Facebookに投稿した翌日、尾藤朋美さんが事務所までご持参くださいました!)

おかげさまで、しばらくたくさんの施設で利用者さんにお渡しするくらいのメダルがあります!感謝の気持ちでいっぱいですし、数がかなり多いの時間はかかりますが、ランナーさんお一人お一人の想いをしっかりお届けしてきたいなと思います。

昨今、SDGsという言葉がよく聞かれますね。メダル寄付がきっかけで、マラソンを通じてきっといろいろな社会貢献や多くの方に喜んでいただける活動ができる可能性があるのではと感じました。

(大会によってメダルの形も素材も変わって、大会の特色や個性がでていますね)

今後は「寄付したい」というランナーさんと「メダルをいただけたら嬉しいです」という福祉施設の橋渡しとなれるような活動も考えていきたいですので、引き続き応援していただけると嬉しいです。メダルのお話はまた記事やSNSの投稿を通じて、お声かけさせていただきます!

というわけで今回はメダルご寄付のきっかけ、御礼、今後についてのお話でした!ありがとうございました。現状打破!

M高史

★近日中のイベント

10/23(日) ブラインドランイベント

14:00〜16:00

織田フィールド陸上競技場

MCでM高史も参加します!是非お越しください!

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