M高史のちょっと給水しませんか【Vol.05】

富士山女子初出場を果たした亜細亜大学の更なるチャレンジ!

「M高史のちょっと給水しませんか?」では、ランニングに関するお話、現状打破されているランナーさんのお話、そして「M高史の部活訪問」で伺った学校の陸上部や駅伝部もご紹介させていただきます!

大学生の駅伝!といえば、まず箱根駅伝が思い浮かびますよね!

箱根駅伝に出場できるのは関東の大学から20校。さらに関東学生連合チームを入れて21チームが出場できます。(5年に1度の記念大会のときはさらに出場校が若干増えます)

さらに、全国の大会である10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、そして正月の箱根駅伝の3大会の注目度が高いことから『学生三大駅伝』と呼ばれ、学生ランナーのみなさんの憧れの舞台となっています。

いま、ご紹介したのはいずれも男子の駅伝です。

実はいま・・・大学女子駅伝熱いんです!

女子は10月の全日本大学女子駅伝(通称・杜の都駅伝)、12月末に行われる全日本大学女子選抜駅伝(通称・富士山女子駅伝)。この2つの大学女子駅伝を駆け抜けることを目指して、全国の大学女子長距離選手の皆さんは日々、鍛錬を積み重ねています。

今回の「M高史のちょっと給水しませんか」では昨年、富士山女子駅伝に初出場した亜細亜大学女子陸上競技部のお話です!

(杜の都駅伝、富士山女子駅伝出場を目指す亜細亜女子陸上競技部の皆さん!)

監督は箱根駅伝優勝メンバーの岡田晃さん

亜細亜大学・日の出キャンパスを目指して、JR武蔵五日市線に乗ります。緑豊かな自然に囲まれた武蔵引田駅で降りると、女子陸上競技部の岡田晃監督が笑顔で迎えに来てくださいました。

岡田晃監督は高校まではバスケットボール部で亜細亜大学に入学してから陸上を始めた異色のアスリートでした。大学3年生で初めて走った箱根駅伝で亜細亜大学初優勝に貢献。4年生では主将も務めました。大学卒業後、いったん就職したものの、競技への想いが再燃し、実業団へ。

現役引退後は母校・亜細亜大学の男子部コーチを経て、2018年より女子陸上競技部の監督に就任しました。ちなみに、岡田晃監督の奥様・綾さん(旧姓:五十嶺さん)も元長距離選手。大学や実業団で活躍されて現在は栄養士をされています。

(2018年に亜細亜大学女子陸上競技部の監督に就任した岡田晃監督。M高史と同い年です)

亜細亜大学では短大時代に女子の陸上部があり、かつては第1回関東大学女子駅伝の優勝校でもありましたが、休部に。

2018年に新生・女子陸上競技部がスタートとなりました。最初の1〜2年は故障だったりコンディションが整わなかったりして集団走をしても2〜3人しか揃わないということもありました。

(2018年に初めて練習に伺った時。当時は始動したばかりで1年生しか在籍していませんでした)

昨年!富士山女子駅伝初出場!

はじめて4学年が揃った昨年度。亜細亜大学は12月30日の富士山女子駅伝出場に照準を合わせて1年間、準備を進めてきました。

富士山女子駅伝に出場するためには、杜の都駅伝で12位以内に入るか、それ以外のチームで5000m7名の合計タイムの上位10チームが選抜されます。

そして昨年の12月6日。主催者から正式発表があり、亜細亜大学は富士山女子駅伝初出場を決めました。なんとこの日は岡田晃監督の誕生日。「昨年、部員たちから誕生日プレゼントをもらった時に『来年は富士山女子駅伝の出場権をお願いします』と部員たちにリクエストをしていたのですが、本当に達成してくれて最高のプレゼントとなりました!」

チーム一丸となって有言実行となる最高の誕生日プレゼントを岡田監督に届けたのでした!

ちなみにその時の亜細亜大学は5000m7名の平均タイムが16分42秒74。杜の都駅伝12位以降の大学の中では10校中9番目で出場権を獲得。前年よりも5000m平均で約10秒ボーダーラインも上がるほど、大学女子駅伝界も各校が切磋琢磨、レベルも上がってきています。

(昨年、富士山女子駅伝初出場を決めました。発表のあった日は岡田監督の誕生日!最高のプレゼントになりました)

そして、初陣となった富士山女子駅伝では22位。「選手たちは悔しがっていましたが、無事に襷がつながって良かったですし、今後につながります。今回は出るだけになってしまったので、来年以降は全国で戦えるようにしていきたいですね」と岡田監督はお話されました。

(初出場となった富士山女子駅伝では22位となりましたが、しっかり襷を繋ぎ切りました)

ポイント練習にも参加させていただきました!

練習にも伺ってきました。グラウンドに到着すると、皆さん、気持ちのいい挨拶をしてくださいます。チームの雰囲気の良さ、岡田晃監督のご指導や人柄などが伝わってきます。

2018年から毎年、練習に伺わせていただいているのですが、練習の雰囲気が年々、駅伝強豪校のような空気感に変わっていくのを感じます。特に今月伺った時の練習前は記録会や関東大学女子駅伝前の大切なポイント練習ということで、自分の試合以上に緊張しましたね(笑)

(試合のような緊張感の中、亜細亜大学の皆さん、素晴らしい走り!必死で引っ張らせていただきました!)

この日は1000mを設定タイムで繰り返し走るメニューでした。無事に設定タイムでペースメイクさせていただいた後、ラスト1本はフリーに。ラスト1本も最初の400mは僕が引っ張る予定でしたが、設定タイムを上回って積極的に走る選手、後方から一気に追い上げる選手など、練習から試合本番さながらと集中力と気合いの入った走りが伝わってきました。M高史はラストついていけなくなり、チームのレベルアップをまさに身をもって体感してきました(笑)

練習後は補強トレーニングにもじっくり取り組みます。走る練習だけでもキツいのですが、こういうじっくりした体作りが走りにも活きてくるんですね!

(ポイント練習後の補強トレーニングでじっくり体作り)

練習が終わるとリラックスした表情。やるときはとことん集中!練習後はリラックス!そういう気持ちの切り替えも大切ですよね!


亜細亜大学女子陸上競技部のSNSでは試合や練習の集中した表情のほか、マネージャーさんのSNSでは選手の皆さんの普段の様子だったり、オフの写真もアップされています。競技は真剣、普段は普通の大学生として充実した表情も。親近感がわきますね!

(練習後は笑顔でリラックス!チームの雰囲気の良さが伝わってきますね!)

9月25日(日)にせまった関東大学女子駅伝、さらにはこの秋に控える記録会の5000mで杜の都駅伝、富士山女子駅伝の出場権を目指しています。

秋から冬にかけて男子の駅伝も熱いですが、女子駅伝も注目です!皆さん、応援よろしくお願いします!

というわけで今回の「M高史のちょっと給水しませんか?」は亜細亜大学女子陸上競技部の皆さんのお話でした!

亜細亜大学女子 陸上競技部 Instagram

https://www.instagram.com/asia_w_ekiden/

関東大学女子大学駅伝

日程:2022年9月25日(日)09:30~

会場:千葉県印西市千葉ニュータウン周回コース

出場校のエントリーリストはこちら

出典:関東学生陸上競技連盟

公式LINE:https://lin.ee/uu3Yjxr

日本ランニング協会認定ランニングアドバイザー
ものまねアスリート芸人 M高史