M高史のちょっと給水しませんか【Vol.04】

学生時代、美術部からサブ3達成!Instagramで大人気、小泉緑さんの挑戦!

「M高史のちょっと給水しませんか?」では日々現状打破して輝いているランナーさんをご紹介させていただきます!

今回は、Instagramでランニングに関するお話を発信し続けるサブ3ランナーの小泉緑さんのお話です!

(学生時代は美術部で社会人になってからランニングを始めてサブ3を達成した小泉緑さんのお話です)

1988年生まれ、山形県米沢市出身の小泉緑さん。学生時代、運動部の経験はなく、高校では美術部。大学ではアカペラサークル、国際交流サークルなど完全に文化系な部活やサークルで学生時代を過ごされました。

(ご両親との1枚。学生時代も含めて運動部の経験はありませんでした)

「大学時代は4〜5人でグループを組んで、文化祭やつくば市のホールなどでライブをしていました。国際交流サークルは自分でたちあげて、留学生と一緒にモノづくりをする団体でした。一緒に雑誌を作ったり、郷土料理を作ったり、企画や編集の楽しさを知ったのはこの時期からかもしれません」

大学卒業後は、つくば市でチョコレート開発の会社に就職しました。「市場調査や日々の試食で毎日いろんなチョコを試食していたところ、半年で6kgくらい体重が増えてしまいまして(笑)。これはまずいと思って、何か運動しようと走り始めました。最初の頃は重力に逆らいながら走っている感じがしましたね(笑)。そして2〜3kmですら、集中力が持ちませんでした」。走り始めてから半年後に控えるつくばマラソンに向けて練習会にも参加。最初は1人で走れず、会話をしながら気を紛らわせて10kmくらいまで走れるようになっていきました。

(チョコレート会社に勤務していた頃の小泉さん。ダイエットがきっかけで走り始めました)

ラン歴半年で迎えた初フルとなったつくばマラソン。筑波大学を卒業された小泉さんにとって、母校の校内も走りグラウンドがフィニッシュという思い入れのあるコースでもありました。

「初フルの洗礼を受けましたね(笑)。32km以降は歩いたり走ったりでした。それまで、とことん打ち込んだ経験をしたことがなかったのですが、フルマラソンを走って自分の人生の中で一番やりきったと思える経験で、これは面白いと思いました」。初マラソンは4時間52分33秒で無事に完走しました。

ただ、すぐにこう感じたそうです。「マラソンというものにもっと真剣に向き合ってみようとフィニッシュ直後に思いました。もうちょっとちゃんと練習して、次の年はもっと気持ち良く走りたいなと」。その後は平日も練習会にも足を運ぶようになり「すごくハマってしまって、だんだん走れるようになりました。2年目の練習はJOGと週1回のビルドアップ走で、初めは数周しか走れませんでしたが、練習でも徐々についていける距離が長くなっていきました。成長スピードを感じていましたね」

(練習会に参加し、どんどん記録も伸ばしていきました)

初めはサブ4.5、練習を重ねるにつれてサブ4が目標となった2度目のマラソンでは3時間39分とPBを1時間以上も更新!「こんなに縮まるものなんだと、とにかく新鮮な驚きと喜びでいっぱいで、マラソンってコツコツと努力すればある程度誰でも成長できる面白いなと思いましたね」

その後、つくば市から横浜に引っ越し、周りの女性ランナーさんからもたくさん刺激を受けました。「横浜ではサブ3 や大阪国際出場が目標という方もたくさんいて、それまで全く想像すらしたことのない世界が広がっていました」。小泉さんもどんどん記録を縮めていき、サブ3も達成。

「キロ4分10秒を切って走ると体感が違いました。風を切って走っているような高揚感を、このスピードで初めて感じられたんです。これがキロ4分切りだともっと気持ち良いんだろうなと」。小泉さんはさらなる新たな境地を求め、トレーニングを積み重ねました。

自己ベストは2021年の大阪国際女子マラソンで出した2時間52分49秒。コロナ禍で参加標準記録が上がったため、前月の大阪30kmロードレースで標準記録を突破しての出場となりました。大阪国際女子マラソンの30kmでの参加標準記録が1時間58分00秒のところ1時間57分43秒でギリギリでの突破。翌月に大阪国際本番ということで「あとから疲れがきましたね」とピークを持ってくるのも難しかったそうです。

(自己ベストを更新した2021年の大阪国際女子マラソン。ピンクのシャツが小泉さん)

コロナ禍で長居公園の周回コースで開催されたため、トップ選手に抜かれることも。一山麻緒選手(当時・ワコール、現・資生堂)、前田穂南選手(天満屋)といったトップ選手の息遣いを間近で感じる貴重な機会になりました。

お仕事の方では現在、旅行分野のWEBディレクターをしていて、WEBサイト制作やInstagramのプロデュースや講師などもされています。

ご自身のInstagramでもランニングに役立つ情報などをコツコツ投稿。トレーニングに関することから、オススメなランニングアイテム、体のケアなど様々な視点から、丁寧にわかりやすくまとめられた小泉さんの投稿を楽しみにしている方も多く、Instagramのフォロワーさんは現在約12000人に!ランナーさんのモチベーションに繋がるような記事からショートムービーまで幅広く発信しています。

(シンガーソングランナーSUIさんともコラボ)

「発信を始めたことで、今まで雲の上のような存在だと思っていた方々と思いがけない形で繋がれて、どんどんコミュニティが広がっていきました。自分のInstagramの投稿もいつか話題が尽きてしまうのではないかと思っていたのですが、新しく出会った方のおかげで知見が広がり、投稿の話題も広がっていきました」。シンガーソングランナーのSUIさん、ランニングコーチの黒川遼さん、ランニングビューティーアドバイザーの真柄碧さんをはじめ、様々な専門家やインフルエンサーの方とコラボレーションする機会も増えて、マラソン大会の盛り上げをお願いされることも増えてきました。

(この夏はヤビツ峠にも通い、鍛えてきました!)

新しいことにどんどん挑み続ける秘訣はノートにありました。「年末に翌年の目標、実現したいことを手書きで書いているのですが、ノートに書いたものがどんどん実現しています。仕事、Instagram、ランニングといった切り口で、箇条書きでいつまでにというのを具体的に、そのために毎日何をやるかを書いています」。書いたものを定期的に見て、習慣化することでどんどん実現していったそうです。

(M高史も現状打破コソ練でご一緒させていただきました!)

今後の目標について「大都市マラソンのゲストランナーで呼んでいただけるようになることです。何か自分のカラーをしっかりと持ち、多くの人が会いたい、話を聞きたいと思ってもらえるようなランナーになりたいですね」。常にアップデートし続けて、現状打破していきたいという小泉緑さん!ランニング界を盛り上げ、ランナーさんから喜ばれるような素敵な目標をノートに記されて、有言実行していくチャレンジにこれからも注目ですし、ぜひ応援していきたいですね!

<小泉緑さんの給水エピソード>

マラソンの給水の場合、自分でOS1のジェルを手持ちしています。少し飲んで100〜150mlくらいに減らした状態にして、アームウォーマーやタイツのポケットに挿しています。
サブ3をギリギリで狙っていた頃、給水のロスで失敗したことがありまして、自分で携帯すると前半、給水が混雑している時に寄らなくていいですし、自分のタイミングで給水できるので、気に入っている方法ですね。

(毎週火曜日は「たまくろ練」に参加。そのため毎週月曜日は休肝日です(笑))

もう一つはお酒ですね(笑)。お酒がすごく好きなのですが、曜日のインターバルじゃないですけど、ポイント練習の前日は飲まないようにしています。あと、夜21時以降は睡眠が浅くなったり心拍が高くなってしまうので、なるべく飲まないで早めに切り上げるようにしています。

本当は飲まない方がいいのかもしれないですが、そうすると楽しくなくなっちゃうので。今は火曜、金曜にポイント練習をすることが多いので、月曜、木曜は飲まないですね。お酒を飲むときもプロテインを飲み、食事をしてからお酒を飲んでいます。私はクラフトビールとワインが好きです。私にとってのガソリンです(笑)

というわけで今回の「M高史のちょっと給水しませんか?」は小泉緑さんのお話でした!

【小泉緑さん Instagram】

https://www.instagram.com/mirori_3/