M高史のちょっと給水しませんか【Vol.03】

クロカンを取り入れ駅伝で現状打破!駒大高校陸上部の挑戦!

「M高史のちょっと給水しませんか?」では、ランニングに関するお話、現状打破されているランナーさんのお話、そして「M高史の部活訪問」で伺った学校の陸上部や駅伝部もご紹介させていただきます!

今回は部活訪問でM高史もよく練習に参加させていただいている駒澤大学高等学校陸上競技部のお話です!

(駒大高校陸上部長距離の皆さん)

駒大高校陸上部の挑戦

「また都大路(みやこおおじ)に行きたいですね!」そうお話されるのは駒大高校陸上部顧問の渡邉聡先生です。

都大路とは全国高校駅伝。毎年12月下旬に京都で開催される高校の長距離選手たちが憧れる舞台です。

各都道府県の予選を勝ち抜いた47校が出場(5年に1度の記念大会では地区代表11校も含めて58校が参加)し、高校日本一を懸けて熱い襷リレーが繰り広げられます。

駒澤大学高等学校陸上競技部は2018年に東京都高校駅伝で初優勝を飾り、全国高校駅伝に初出場しました。それまで東京都高校駅伝で2位が5回と何度も跳ね返されてきた壁を突破し、初の全国の舞台へ。迎えた本番では30位という結果に。全国の厚い壁を感じる初陣となりました。

(2018年の東京都高校駅伝では男子が初優勝。女子も関東大会出場を決めました)

また男子とともに、女子も4年連続で関東高校駅伝に出場中です。東京都高校駅伝で6位以内に入ると関東高校駅伝に出場することができます。

駒大高校陸上部の顧問は草島文勝先生と渡邉聡先生。

草島先生はバレーボール部出身で高校時代は春高バレーにも出場。

大学、実業団でもバレーボールを続け、駒大高校の教諭となってから陸上部の顧問に。

渡邉先生は拓大一高時代に全国高校駅伝出場、箱根駅伝を目指して駒澤大学に進みましたが故障などもあってマネージャーに転向。

副務として主務とともにチームをまとめ、選手を支えてきました。

(写真左から田中幸二コーチ、草島文勝先生、渡邉聡先生)

外部コーチである駒大高校OBの田中幸二コーチは走りながら選手を鼓舞しています。

他にも選手のコンディショニングのサポートやトレーナーも兼ねている石井輝コーチ、卒業生も顔を出して練習を支えています。

卒業生が笑顔で練習に訪れるチームの雰囲気の良さ、アットホームな空気が伝わってきますね!

卒業生では宮下紘一さんが箱根駅伝6区(第92回大会)を走りました。

2018年の都大路出場メンバーの中では内田賢利選手が立教大学(3年)へ。

今年の日本選手権3000mSCで8位入賞を果たすなど、大学に進んでからも活躍されています。

(M高史も練習に参加させていただいてます)

駒大高校を支えるクロカン練習

駒大高校の練習拠点は、学校から約2kmほど離れた砧(きぬた)公園を中心に、競技場での練習では織田フィールド、済美山競技場、世田谷競技場など移動して練習に取り組んでいます。

砧公園は細かな起伏のある芝生、不整地のコースがあり、クロスカントリートレーニングに最適です。

実業団選手、大学生から市民ランナーさんまでトレーニングに訪れる砧公園。

学校のすぐ近くに砧公園があるという点から週に3〜4回はクロカン練習に取り組むことができるのも強みです。

普段から砧公園でじっくり走り込んでいることもあってか、駒大高校の選手の皆さんは腰高でしなやかな走りをする選手が多い印象です!

(砧公園では細かな起伏、不整地でクロカン練習に最適)

また、ラダー、動き作り、棒を使った肩甲骨のストレッチ、補強もしっかり行っていることで、高校生の成長期に合わせて体作りやランニングフォームに磨きをかけています。

M高史も練習によく参加させていただいてます。女子選手のペーサーをさせていただいたり、その後に男子の練習につかせていただいたり、おかげさまで僕も現状打破させていただいてます。

女子選手のペースメイクをする時は選手の皆さんが走りやすいようにピッチ・足の回転・素早い足の返しを意識していますし、男子選手と走る時は速いスピードについていけるように足だけに頼るのではなく上半身もしっかり使って前の選手たちのリズムを意識して走っています。毎回、僕も勉強させていただいてます。

(M高史も皆さんと現状打破!)

一緒に練習した選手の皆さんが自己ベストを出したり、大会で活躍されたりすると、僕も自分のこと以上に嬉しくなりますね!

練習後、渡邉先生が帰りに車で送ってくださることが多いのですが、渡邉先生との陸上談義が面白くて練習とともに毎回楽しみにしています(笑)。駒大時代、マネージャーとして大八木監督の指導、選手育成など間近で体感してきた渡邉先生はマネージャーさんたちの育成にも力を入れています。

男子と女子で走力別にチームが分かれ、出場するレースや種目によっても本数や設定タイムが違い、細かく設定が分かれている中、マネージャーさんたちはタイム計測、給水など手分けして選手の皆さんの走りをサポート。

まさに「縁の下の力持ち」。マネージャーさんがしっかりしているチームはやはり強いですよね!

(選手の活躍を支えるマネージャーさんたちも明るく元気です!)

余談ですが、高校生の親御さんも市民ランナーさんとして走っている方もいらっしゃって、僕がゲストやMCの大会でお会いすることもあります。

こういったご縁や繋がりに感謝ですし、いま高校で一生懸命競技に打ち込んでいる皆さんも将来、どんな形でもいいので、ぜひランニングを続けていただけたら嬉しいなという想いも持っています。

今シーズンは夏にじっくりトレーニングを積むことができ、チーム全体でパワーアップしてきました。「コロナ禍で全体合宿ができなかった中、今年は合宿もでき、手ごたえを感じています」と渡邉先生。コロナ禍で全体合宿ができず3年生にとっても初の合宿はとても充実したものでした。

(この夏、久しぶりの全体合宿で駅伝シーズンへの手応えも感じています)

他校との交流も多く、駅伝を開催したり、中学生の体験練習会も定期的に開催。TwitterやInstagramでも積極的に試合結果や練習風景など発信しています。

昨年の東京都高校駅伝では男子が5位、女子が4位。男女とも関東高校駅伝出場を果たしました。今年は11月3日に東京都高校駅伝が荒川河川敷で開催されます。さらなる高みを目指して、駒大高校の皆さんの現状打破っぷりに注目ですね!

というわけで今回の「M高史のちょっと給水しませんか?」は駒澤大学高等学校陸上競技部の皆さんのお話でした!

【駒澤大学高等学校 陸上競技部 Twitter】

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