「今日も誰かが、走ってる」.06

「旅するように、草レースに出てみよう」

2021年という新しい年を迎えたものの、年明け早々に11都道府県に緊急事態宣言が発令されるなど、まだまだコロナ禍が続いている状況に変わりありません。

大会を目指すランナーにとっては、少しずつ戻りつつあった目標の場がまた遠ざかってしまった気運を感じます。でも、こんな逆風の中でも走り続けるランナーのみなさんに今オススメしたいのが「草レースへの参加」です。

河川敷や許可された公園内などで開催される草レースであれば、公道を使用する大規模なマラソン大会とは状況が異なり、密にもならず、感染防止対策に気をつけた上で実施・参加することができます。

実際筆者も荒川河川敷で行われた草レースに一人で参加してみました。電車でぶらぶらと河川敷まで移動。一人で移動しているので会話もありません。会場に着くとまずは検温・体調チェックシートへの記入を済ませました。レースはいくつかの部門に分かれており、筆者が参加した部門の参加者数は20人程度でした。河川敷ですから密になることなく準備ができ、スタート時もソーシャルディスタンスを保ったまま。走り出してからも、参加者が少ないので、集団走になることもなく最後まで単独走。

走り終わった後は近くの銭湯へ足を運んで汗を流してリフレッシュ!ここでも一人なので会話はありません。さっぱりした後は、地元の商店街でランチをたべて、一人電車で帰宅。

今回の草レースでは自宅を出てから帰宅までずっと一人だったのですが、走っている間はすれ違うランナーから感じる仲間意識のような一体感に元気や勇気をもらえましたし、知らない街の飲食店や銭湯を探索してみることは一人でも十分楽しむことが出来ました。

感染防止に細心の注意を払わなければいけない日々はもう少し続きそうですが、このような状況下でも楽しめる、「近場に旅する、草レース」

オススメです。